2013年ジャニーズ楽曲大賞

今年も楽曲大賞(ジャニーズ楽曲大賞2013http://j-m-a.info/)に参加しました。

1:PHOENIX
2:Desperado
3:Luv Sick
4:渚のお姉サマー
5:ミステリー ヴァージン

詳細は以下。

 

 【楽曲部門】

1:PHOENIXKAT-TUN・楔-kusabi-)
タイトルそのまま、不死鳥のように蘇るべくKAT-TUNが唸る「這い上がれ 灼熱の夜明けへ」。KAT-TUN再生の物語を象徴する始まりの歌にこれほど相応しい楽曲があるだろうか。厳かに始まったイントロから徐々に軍隊が行進するようにテンポを上げ、音階を上げ、それは飛び立つ不死鳥の炎が天に舞い上がっていく姿のよう。彼らは初の単独カウントダウンコンサートにて京セラドームを炎に包み、すべてを焼き払った。背負った悲劇を払拭するように。2013年最後の2日ですべてを持っていったKAT-TUN帝国の最高の讃美歌。

 

2:DesperadoA.B.C-Z・Twinkle Twinkle A.B.C-Z
DVDデビューをしたA.B.C-ZのDVDシングル収録曲ということで、とにかくMVが最高に良い。このMVにはおそらくそんなに製作費はかかっていない。スタジオに鉄骨のセットと、オーソドックスな綺麗目のスーツ、ジャケットすら羽織っていない5人がそこに居るだけ。そこで踊っているだけ。なのに彼らは身一つで最高に華やかで最高にかっこいい。持ちうる最強の武器は自身の肉体と、踊ること、跳ねること。「誰にも止められない」!調味料を沢山加えるよりも、A.B.C-Zの素材の味が一番よく分かる一品。

 

3:Luv SickKis-My-Ft2・SNOW DOMEの約束 / Luv Sick)
仮面ティーチャーの主題歌、鎧を付けてクリーチャーと戦うMV、コンサートツアーでの演出、と全部があまり噛み合っておらず渾然とした印象な上に歌詞もカッコいいんだかコミカルなんだか分からないのだけれど、これを現場で踊るキスマイがかっこよかったのでもうそれで120点満点に最高だと思う!Good行くぜツアーの横浜アリーナ公演アンコールにて披露された際、センター藤ヶ谷くんを中心として、北二千・横宮玉と赤青の衣装に分かれて対立構造のようなフォーメーションだったのはまさにジャニーズのお家芸!で昂った。ジャニーズカウントダウンの最初の一曲だったことも合わせて、2013年を彩る思い出のひとつとして額縁に入れておきたい。
ちなみに意味不明なMV、個人的には藤ヶ谷くんが小麦色のセレブ美人で、戦う女神って感じがして嫌いじゃない。

 

4:渚のお姉サマー(NEWS・NEWS)
二十代後半のNEWSが年上のお姉さまに向けてというコンセプトで歌うなんてずるい以外のなにものでもない。歌詞の歌割りがまた天才的で、最年長の小山くん(29歳)が歌う「すこし年上だね」はずるい!!加藤くんが「そんなガキじゃないけど」、増田くんが「オトナの会話をしよう」なんて絶妙な采配は彼らのキャラクターとこちらの需要を見透かしているかのような、まさにNEWSための、彼らのための楽曲。そして手越くんがあの響き渡る明瞭な歌声とキュートな顔で「お願い ねぇ お姉サマー」と微笑みかけてくるのだ。2013年夏、最高のアバンチュールをありがとうNEWS!!

 

5:ミステリー ヴァージン(山田涼介・ミステリー ヴァージン)
かの有名な金田一の効果音から始まるイントロ、唐突に始まる歌詞、音とリズムを取ろうとするととても難解なことに気付く。まさにミステリーな凝った楽曲。舞台Johnnys'Worldにて、先輩A.B.C-Zを後ろにつけて0番に立った山田くんの力量とヒロイン性(あえてヒーローではなく)が見事だった。19歳の山田くんが「少年の恋みたい」「幼いキスみたい」と歌うのも、子供と大人の境界線にある彼の透明感にぴったり。TV出演の際には選抜されたジャニーズJr.を引き連れて踊ったが、この人選もまた謎、謎が謎を呼ぶ名曲。

 

-----

5曲じゃ少なすぎる、ということで投票した以外にも今年好きだった曲。

 

6:Like A BlowA.B.C-Z・Never My Love)
主演舞台・ABC座で披露された際に一発で全てを吹き飛ばした最強にかっこいい爆弾ソング。爆発まで秒読みなのはA.B.C-Zでは!?河合くんのへい!へい!かもべびげっだーん!!の顔が好き。実はDesperadoとどちらを入れるか迷ったけど、MVがいまいち曲と合ってなかったので順位を下げた。

 

7:CANDY~Can U be my BABY~中島健人・バィバィDuバィ~See you again~)
大体セクシーゾーン事件やセクゾンゼクバ問題をぐるっと巻き込んで、すべてをハッピーな魔法に帰す呪文「ラブケンティー!!」。向けられた嘲笑もお仕着せのキャラクターもものともせず「I'm Loveholic」と朗らかに歌う中島健人の才能と度量には惚れ直すしかない。ケンティーが2013年の流行語に選ばれなかったことがむしろ謎。

 

8:運命GirlKis-My-Ft2・My Resistance -タシカナモノ- / 運命Girl)
真っ赤なジャケットとチョコレートを思わせるラブリーなセット、とにもかくにもMVがかわいい!最後に集合してもちゃっと崩れるキスマイがちょうかわいい!歌番組で裕太がコケてたのもかわいい!運命ガールじゃなくても裕太はよくコケてるけど!かわいいしかない!!再生回数でいったらかなり上位のお気に入り。

 

9:BOUNCE(Hey!Say!JUMP・Come On A My House)
いつもそばにいる「君」のことを「君の姿はMyself」「離れられないMy shadow」と呼びかける意味深な歌詞がものすごく気になる。影武者?主君と影武者ソングなの?と、好き勝手解釈しながらもガシガシに踊る、ジャニーズ衣装ではないちょっと尖ったJUMPがかっこいい。新しいJUMPの一面を垣間見ることの出来る曲。

 

10:BAD BOYSSexy Zone・Real Sexy! / BAD BOYS
ご存知「BAD BOYS J」の主題歌。パフォーマンスとしてはカウコンでのふまけん掴み合いが良かった!!劇場のみ限定公開での極楽蝶によるバンドMVもかっこよかった。渡辺翔太×バンドマンの正義。ただ、健人くんにとっても照くんにとってもどう考えても2013年トップにくるであろう思い出の割に順位が低いのは単純に曲がそんなに好きじゃないという致命的なアレですw音と声が軽い。

 

11:Breathless(嵐・Calling/Breathless)
主題歌となった映画「プラチナデータ」の世界観に沿った歌詞がどっぷりと神楽とリュウの精神世界へと誘う。「嘘のない世界など どこにもない時代でも」嵐はよく時代について歌ってるなーという印象が。余談だけどこれをLOVEコンのド頭に持ってきたのはセットリストとして重たいわ!と思った。

 

12:恋は匂へと散りぬるをKinKi Kidsまだ涙にならない悲しみが / 恋は匂へと散りぬるを)
なんといっても約12年半振りとなるダンスClip。幻想的なMVがとても美しい。生々しい温度も年齢も感じさせない、月明かりの中散ってゆく桜の花びらのような、未だに儚い幻を浮かび上がらせるまさにKinKi Kidsの写し鏡ともいうべき一曲。

 

13:Can’t Stop SMAP!! ~50 Singles Non-Stop MixSMAP・Joy!!)
通して聞くとこの25年の時代が見える。特別SMAPのファンというわけではないわたしでも沢山の景色が蘇った。日本の時代を彩る国民的アイドルSMAPをぎゅぎゅっと詰め込んだ30分。これを聴いて楽しめない人は潜り。

 

14:Come On A My House(Hey!Say!JUMP・Come On A My House)
カモナマイハウス神戸牛~!(CV.大野智)フィルムフェスタでもネタにされていた。今年一番頭に残った中毒性の高い曲。

 

15:棚からぼたもち(舞祭組・棚からぼたもち)
実を言うとわたしはこの舞祭組企画が嫌いなんだけれど、東京ドームを一番揺らしたという意味では2013年の顔として外せない。ナタリーのインタビュー記事を読んで改めて、千賀くんにやって欲しい曲はこれじゃなかったけどこの企画には千賀くんが必要不可欠だったなあと思う…。

 

・次点:Vanilla(A.B.C-Z・Walking on Clouds)
じてん、というか、単にCDとしてのリリースは2013年だけど発表はもっと前の曲なので、例外。それでもABC座で橋本くん加入のドキュメンタリーをお芝居にし、彼を迎え入れたところで流れてくるVanillaのイントロは最高にドラマティックだった。

 

Supernova(V6・Oh! My! Goodness!)
かっこいいV6のアルバムから1曲入れたかったのが本音なんだけど、コンサートに落選して公演に入れなかった悔しさから今年はブイの曲は入れませんでした!!w


【未音源化楽曲部門】
・Survivor玉森裕太
ドリボ新座長による正真正銘ソロ曲(キスマイ内では他メンバーfeat.の曲ばかりだったため)。歌唱力やダンスではあまり日を見ない玉森くんだけれど、衣装や選曲のセンスとバランス感覚はとてもいいと思う。ちなみにバックで踊るSnow Manがかっこいい。

ちなみに、と書いたけど要するに本命はここ。横跳びするようなフォーメーションが面白くて、キスマイコンの東京ドーム公演でも披露、しっかりアクロバットまで入れて5万人の観衆にSnow Manをアピールできたのでは。

 

【現場部門】

・ABC-Z 2013 Twinkle×2 Star Tour
「走り抜けるようなセトリで、A.B.C-Zは今ガンガンアクセルを踏んでるところなんだなと思った。疾走感が気持ち良い、もっと踏み込め!って願わずにはいられない。」これが代々木1日目の公演を終えたあとのツイート。パンフレットで戸塚さんが「特にこだわっているのは、曲順と曲のアレンジ」と言っているんだけれど、アンコールでスクリーンにセットリストが流れてきたのはまさにその表れ。いかに自信を持って打ち出してるセトリなのかというプライドを感じて痺れる。
ゲストにキスマイが全員来た。ステージに上がって、エビキス全員で"Daybreaker"を歌った。"あの時"と同じ代々木第一体育館で。わたしは当時の彼らを知らないけれど、きっとあの頃よりもはるかに大きな未来に希望を描きながら。彼らための新しい時代がくる、そう思わせてくれる最高の時間だった。

ここからつながるカウコンでの「Daybreaker」は気持ち良かった。2013年の締めくくりにふさわしい選曲だったと思う。

 

【ジャニヲタベストバイ部門】

・KOICHI DOMOTO Concert Tour 2012 Gravity
「映像は現場に敵わない」という概念を覆す「映像作品」。空間を立体的に映し出すカメラワークが優秀で、きっと指定座席一点から見るよりもはるかにコンサートの演出を体感できるつくりになっている。見どころのひとつはOP、というか光一さんが登場するまでwもはや本人登場前までで壮大なハリウッド映画のような臨場感を楽しめる。これは光一さん自身が、ライブのみならず映像にも並々ならぬ拘りがあるからこそ。DVD化する際にこれほど映像の監修に口を出しても良いのだということを他担や多くの人に体感していただきたい。
コンサート内容はもちろん、ジャニーズきっての踊り手・屋良さんの本領発揮&このコンサートを機に一気に知名度をあげたThey武道山本亮太くんも見応えがある上にお手振りをする可愛い笑顔からトンデモMCまでばっちり入ってるので、興味を持った人はぜひとも手に取って欲しいです。

SHOCKのDVDだと予約限定生産なので、手に入りやすいグラコンを推しました。ちなみにブルーレイが2/5に発売になるので、ぜひこの機会にどうぞ!

 

 

【自担部門】
岩本照

 

【あなたが今年行ったジャニーズの舞台・コンサートの合計回数を教えてください】
44回。詳しくはひとつ前の記事に。

 
▽総括
本当は手持ち10ptをすべてPHOENIXになげうっても良かった。KAT-TUNは他にもPHOENIXからの流れで「FIRE and ICE」、「GIMME LUV」もまさにKAT-TUNの武器というべき攻めた楽曲で好き。個人的な好みでいえば「楔-kusabi-」がダントツで名盤。

リリースとは関係ないところでいうと、プレゾンのふぉ~ゆ~による「A・RA・SHI」が思い出深い一曲になった。この話はまた別の記事で。